2019-07-28から1日間の記事一覧

山本巧次『江戸の闇風 黒桔梗裏草紙』(幻冬舎時代小説文庫)★★★

常磐津の師匠・文字菊ことお沙夜は、裏の仕事師の顔を持つ若い女性。彼女は弟子の両替商「大高屋」から磯原藩が八千両を貸してくれる相手を探しており、材木商「甲州屋」が手を挙げていると聞く。隣の住人で指物職人の彦次郎から甲州屋に纏わる噂を聞いたお…