2019-10-07から1日間の記事一覧

甲賀三郎『妖魔の哄笑』(春陽文庫)★★★☆

上野発新潟行き急行列車の二等寝台車で顔を切り刻まれた男の惨殺屍体が発見された。出張で新潟に向かっていた東洋石油社員の土井健三は犯人と思われ拘束されてしまう。屍体は寝台車の乗客の中指が欠けた四本指の男と思われていたが、富豪で横浜の貿易商の野…