2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

上田廣『駅猫 鉄道推理短編集』(大正出版)★★★☆

火野葦平らと戦中文学で脚光を浴び、兵隊小説・鉄道小説・鉄道史伝を執筆、国鉄本社総裁室修史課嘱託として『日本国有鉄道百年史』の編纂にあたった上田廣(本名:浜田昇。1905年6月18日~1966年2月27日)による鉄道ミステリ連作集。「闇服」 出勤したわたし…

購入本

06.市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』(創元推理文庫) →第26回鮎川哲也賞受賞作。 〈マリア&漣シリーズ〉第1作。解説は千街晶之。ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)作者:市川 憂人出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2019/06/28メディ…

購入本

05.山本巧次『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』(講談社)希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿作者:山本 巧次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2020/01/22メディア: 単行本(ソフトカバー)

深谷忠記『0.096逆転の殺人』(光文社文庫)★★☆

毛布に包まれ性器がえぐり取られた全裸の男性の死体が江戸川に浮かんでいた。被害者はT大学大学院修士課程二年生・久保寺喬と判明する。その夜、バー「フラミンゴ」のママ兼オーナー・太田美那子のマンションに切断された彼の性器が送られてきた。二人に肉…

大谷羊太郎『越後七浦殺人海岸』(光文社文庫)★★☆

吉成行夫には秘密があった。高校3年生だった12年前、想いを寄せるクラスメイトの宮地亜以子が廃工場で男を殺し、その廃工場の塀を一瞬ですり抜けて逃げるのを目撃したのだ。地元の所沢で活魚和風料理店を経営する彼は、同級生の送別会で浦上専一から卒業後消…

深谷忠記『成田・青梅殺人ライン』(光文社文庫)★★☆

青梅市の鹿沼神社の参道脇にある児童遊園地で、私立共友学園の三年生・鳴神伸一が殺された。共友学園は共栄館大学の提携校。推薦枠が三名しかない医学部志望だった彼は、元恋人で推薦枠を争う篠口礼子の試験不正を探っていた。警察は彼女の家庭教師をしてい…

届いた本

04.横田順彌『ヨコジュンの読書ノート 附:映画鑑賞ノート』(盛林堂ミステリアス文庫) →横田順彌の若き日の読書ノートの完全復刻版。

購入本(古本)

02.鮎川哲也『黒い白鳥 鬼貫警部事件簿/鮎川哲也コレクション』(光文社文庫) →鬼貫警部シリーズ。第十三回日本探偵作家クラブ賞受賞作。解説は山前譲。 03.日下圭介『女怪盗が盗まれた』(同上) →文庫オリジナル。7編収録。解説は山前譲。黒い白鳥: 鬼貫…

購入本(古本)

d01.深谷忠記『飛鳥殺人事件』(徳間文庫) →〈宇津木冬彦警部補シリーズ〉第1作にして、「歴史の謎シリーズ」第5弾。飛鳥殺人事件 (徳間文庫)作者:深谷 忠記出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/06メディア: 文庫

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。昨年、某所で明かしましたが、暁フェアリー(『暁将棋部屋』のフェアリーコーナー)の担当に就任しました。 個人的には入門・初級レベルの作品に特化した場にできればと考えていますが、そん…