中町信

中町信『佐渡ヶ島殺人旅情』(BIG BOOKS)★★★

佐渡を訪れた売れない推理作家の氏家周一郎と妻の早苗。氏家が所用で新潟に行くことを話すと、女子マラソンのオリンピック代表で飛行機事故で亡くなった知人の孫娘・武里久子の墓参をしたいとかねてから言っていた早苗が佐渡へ足を延ばさないかと提案したの…

中町信 著作リスト

01.新人賞殺人事件→新人文学賞殺人事件→模倣の殺意(1973年6月) ※第17回江戸川乱歩賞候補作『そして死が訪れる』改題 ※『模倣の殺意』の題で『推理』1972年9~11月号連載 02.殺された女→「心の旅路」連続殺人事件(1974年2月) ※第18回江戸川乱歩賞候補作…

中町信、逝去

探偵小説研究会の羽住典子嬢からのメールで中町信の訃報を知る。 兼業時代の初期作はどれも完成度が高く好きですが、専業になってからの中・後期作も好きでした。初期作と比べると格段に質が低下している駄作揃いだけれど、(いろいろな意味で)「おっ」と思…