赤川次郎

赤川次郎『雨の夜、夜行列車に』(徳間文庫)★★★☆

頼まれてもいない講演に出掛けようとする元大臣の富田恒宏と使用人の中田貞子。覚醒剤密売組織と警察から追われる宮部武士、彼と一緒に逃げようとする妻・亜紀子。彼女の家を張り込む小村刑事は、妻・初子が相棒の工藤と浮気していることを知る。会社をクビ…

赤川次郎『死体置場で夕食を』(徳間文庫)★★★☆

新婚の紺野洋一・芳子夫妻は新婚旅行の三日目、吹雪の山道で道に迷いロッジに辿り着く。主人の福原夫妻は二人を快く迎え入れてくれ、先客の六人(湯川、田代美津子、安西夫妻、太田夫妻)とも親しくなった。深夜二時頃目覚めた芳子は福原夫妻と太田夫妻がス…

赤川次郎『華麗なる探偵たち』(徳間文庫)★★★☆

1984年3月刊。『SFアドベンチャー』に1982〜1984年にかけて発表された、鈴本芳子と第九号棟の住人たちが難事件を解決する「第九号棟シリーズ」第1弾(本書のみ短編集)。 「英雄たちの挨拶」(1982年9月号) 20歳の誕生日を迎えた私(鈴本芳子)は父の遺産4…