『Web Fairy Paradise』発表作(22)

第92回WFP作品展 92-6(『WFP』第107号)
【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【AntiAndernach】 駒を取らない盤上の移動(駒を取る及び持駒を打つ以外の着手)を行うと、着手後に相手の駒となる(玉を除く)。
※補足
1)取らない移動で二歩になる場合、相手の駒にならない。
2)駒の向きの転換は成生の選択の後に行われ、成生の選択権は駒を動かした側にある。
3)取らない移動の場合に限り、8段目の桂不成、9段目の桂香歩の不成が可能(二歩の例外を除く)

【Dolphin(鯆)】
 GrasshopperとKangarooの動きを併せ持つ駒。クィーンの線上にある駒を1つ、または2つ跳び越したその直後の地点に着地する。そこに敵の駒があれば取れる。
【手順】
 4三鯆、3四玉、9四鯆、7四金、同鯆、2五玉、3四鯆転、1五玉、2五金まで9手。
【結果】
 正解3(実質正解者2)

【コメント】
2017年5月2日完成。
変寝夢さんの作品(「第87回WFP作品展」87-12)でGrasshopperとAndernachルールの相性の良さが分かったので、自分でもやってみようと思い作ったのが本作。そのままだと面白味がないので、DolphinとAntiAndernachルールを組み合わせました。
――が、またしても詰めの甘さを露呈してしまいました。七郎さんが解説に書かれている通り、AntiAndernachの条件がつかなくても完全作(7手目に「転」がつかないだけ)でした。投稿前の確認大事!(何度目だよ……)というわけで、AntiAndernachルールを消します
本作の解説は、『WFP』第110号(PDF)でお読みください。