『Web Fairy Paradise』発表作(2)

第63回WFP作品展 63-15(『WFP』第71号)

【Andernach】 (玉以外の)駒取りを行った駒はその場で相手の駒になる(棋譜表記「転」)。成生の選択は転する前に行われ(選択権は取った側にある)駒を取ったら転する。駒取りの場合に限り八段目の桂不成・九段目の桂香不成が可能。取ると二歩になる場合は転しない。
【Isardam】 同種の敵駒の利きに入る手は禁止。玉を取ると同種の敵駒の利きに入る場合は王手とみなされない(タイプA)。
【ばか自殺詰】 双方協力して最短手数で攻方玉を詰める。
【手順】
 7七飛、7五桂、4五王、6三玉、6七飛、同桂不成転、5五桂、6四玉、4三桂不成転、3七飛、7五角、3五飛成まで12手。
【結果】
 正解1(自作解答をしたので実質正解者ゼロ
【コメント】
 原型は10手(64玉・75桂の図)でしたが、桂を合駒で出せることに気付きこの図に。
 本作を創っていた時期は1枚の駒を複数回「転」させることに凝っていて、本当は不成転・成転をやる予定だったのですが、余詰があるため双方不成転に方針転換しました。
 攻方33成桂は余詰消しのための配置で、26に桂を置いても消せますがIsardamを使った方がベストと判断しました(桂合のヒントになってしまいましたが、仕方がないと割り切りました)。
 自分では易作だと思っていたのですが、正解者ゼロという結果になり残念。
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