『Web Fairy Paradise』発表作(17)

第89回WFP作品展 89-4(『WFP』第104号)
【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【Imitator(■またはI)】 着手をしたとき、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【石(●)】 不透過・不可侵の領域を表す。飛び越すことは可能。
【穽(○)】 着手はできないが、走り駒が通過することはできる箇所を表す。


【手順】
4五飛、6五香、同飛[I95]、8五角、3八香、5八角不成[I68]、6八王[I79]まで7手。


【結果】
正解1(実質正解者なし



【コメント】
2017年1月11日完成、2月11日修正。
投稿後に余詰が発見され(完成時のfmzaでは検出されなかった)焦りましたが、受方73角を追加して作意を変えずに修正することに成功。
さて、今回は壁駒で角を出して動かしました(当初は銀の予定だった)。
詰み形はお馴染みの飛・金コンビではなく、線駒2種(飛・香)の両王手にしてみました。通常では実現不可能な形の両王手ができるのが、Imitatorのいい所です。その反面、紛れが手強くて解答者に多大な苦労をかけてしまいますが……。
石と穽は置きたくなかったのですが、石は4手目45角以下、穽は55飛、65香、同飛、56桂以下と55飛、45角、同飛、36玉以下の余詰を消すために置くしかありませんでした。
香車(87-14)同様、再挑戦しないといけませんね。