『Web Fairy Paradise』発表作(19)

第91回WFP作品展 91-12(『WFP』第106号)
【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【AntiAndernach】 駒を取らない盤上の移動(駒を取る及び持駒を打つ以外の着手)を行うと、着手後に相手の駒となる(玉を除く)。
※補足
1)取らない移動で二歩になる場合、相手の駒にならない。
2)駒の向きの転換は成生の選択の後に行われ、成生の選択権は駒を動かした側にある。
3)取らない移動の場合に限り、8段目の桂不成、9段目の桂香歩の不成が可能(二歩の例外を除く)

【Imitator(■またはI)】 着手をしたとき、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【結果】
正解1(実質正解者なし
【手順】
3四銀、9二角、5四竜転[I82]、8一角転[I71]、5四角成[I44]、2三馬転[I45]、4四飛まで7手。


【コメント】
2017年4月15日完成・投稿。
通常駒では扱いにくいAntiAndernachにImitatorを使えば何とかなるかも知れないと思い作りました。
壁駒で出した角が働き、まずまずといったところ。
簡素な図ですがかなり難しいので、正解者なしは当然の結果ですね(悲しいけれど、易しく作ろうにも無理なルールなので……)。
AntiAndernachとImitatorの相性がいい事が分かったので、今後もこの路線のものを発表していく予定です(ますますニッチ路線に拍車がかかるなぁ)。
本作の解説は、『WFP』第108号(PDF)をお読みください。
※「Fairy TopⅨ2017」で第23位になりました。投票してくださった変寝夢さん、ありがとうございました。