『Web Fairy Paradise』発表作(23)

第92回WFP作品展 92-7(『WFP』第107号)
【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【AntiAndernach】 駒を取らない盤上の移動(駒を取る及び持駒を打つ以外の着手)を行うと、着手後に相手の駒となる(玉を除く)。
※補足
1)取らない移動で二歩になる場合、相手の駒にならない。
2)駒の向きの転換は成生の選択の後に行われ、成生の選択権は駒を動かした側にある。
3)取らない移動の場合に限り、8段目の桂不成、9段目の桂香歩の不成が可能(二歩の例外を除く)

【Dolphin(鯆)】
 GrasshopperとKangarooの動きを併せ持つ駒。クィーンの線上にある駒を1つ、または2つ跳び越したその直後の地点に着地する。そこに敵の駒があれば取れる。
【手順】
 4二鯆、2一馬転、4三鯆、5四玉、6五鯆転、3二飛、同馬、4三飛転、5三飛打まで9手。
【結果】
 正解2(実質正解者1)
 
【コメント】
2017年5月2日完成。
92-6では2手目馬移動を入れられなかったので、どうやったら入るかを考えこの図に辿り着きました。
解説にもあるように受方15馬を33歩に置き換えることも可能ですが、紛れを残すためと詰上り対子(飛・馬・鯆)になることもあり、この図を選びました。
重量感のある詰上りですが、手順も含め気に入っています。
本作の解説は、『WFP』第110号(PDF)でお読みください。