フェアリーランド登場63回

詰将棋パラダイス』2018年5月号「フェアリーランド」6番
【Andernach】 (玉以外の)駒取りを行った駒は、その場で相手の駒になる(棋譜表記は「転」)。成生の選択は寝返る前に行われ(選択権は取った側にある)、駒を取ったら寝返る。駒取りの場合に限り、八段目の桂不成・九段目の桂香不成が可能。取ると二歩になる場合は寝返らない。
【Isardam】 同種の敵駒の利きに入る手は禁止。玉を取ると同種の敵駒の利きに入る場合は王手とみなされない(タイプA)。成駒と生駒は別種の駒として区別する。
【打歩】 打歩詰以外の詰め手は禁止。
【ばか詰(協力詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。

【手順】
1六角、6七飛、3八角、6四飛不成転、6七飛、4七金、5七飛転、4六金、2七角、4七玉、4八歩まで11手。

【結果】
誤解3 無解40 正解5(自作解答をしたので実質4)
【コメント】
2014年9〜10月完成、2015年11月投稿。
「第41回神無一族の氾濫」で不採用になった作品(このルールの作品が作り始められた時期で、馴染みが薄いことが大きかったようです)。
「第63回WFP作品展」63-12(小林看空氏作)が二段ロケットで香合だったので、玉を挟んで飛合をやってようと思い、完成させたのが本作。
大駒の動きがテーマですが一本道なのであまり面白味はないかも知れないと思っていましたが、正解者の方々に楽しんでいただけたようで安心しました。
飛車だけでなく金も出さないといけない(4六歩の受けを消すため)ので難しいですが、上手く出来たと思っています。