『Web Fairy Paradise』発表作(70)

第113回WFP作品展 113-8(『WFP』第133号)

【点鏡】
 55に関して点対称な位置にある2つの駒は、敵味方関係なく互いにその性能が入れ替わる。
 なお、行き所のない駒の禁則は適用されない。
【All-in-Shogi】
 双方とも自分の手番の時に相手の駒を動かすこともできる。敵玉を王手がかかる位置に動かしてもいいし、敵の持駒を打ってもいい。ただし、双方とも1手前の局面に戻すような着手は禁手とする。
(補足)
1)相手側の駒を動かすとき、自分側の駒を取らせることはできるが、相手側の駒を取らせることはできない。
2)相手側の駒で自分側の駒を取らせたとき、その駒は相手側の持駒となる。
3)自玉を取らせる手は反則。
【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【石(●)】 不透過・不可侵の領域を表す。飛び越すことは可能。
【結果】
正解a)1名(実質正解者なし)b)2名(実質正解者1名)
【手順】
a)5四v玉、3三v飛成、6三銀、4七金、5三v玉まで5手。
b)5八銀、4九v銀、6一v桂、5二桂、5八v玉まで5手。
【コメント】
2019年6月17日完成、6月25日投稿。
点鏡+All-in-Shogiの正式発表1号局。試作を含めてそこそこの数を作りましたが、この2つは相性がいいと思います。
石は「68銀、59v銀、51v香、52香、58v玉まで5手」の順を消すための配置。解説で神無七郎氏が書かれているように59の石を受方51角にすることも可能で、創作時に気付いていました。どちらの図で投稿するか考えたすえ解答者が読む手をできるだけ減らそうということで本図を選びましたが、何かに再録する際には受方51角の図に変更します(そんな機会はないだろうけど)。