(ライトな)フェアリー短編コンクール 第2番 解答

17名の方から解答をいただきました。ありがとうございました。
また、投稿してくださった15名の方々もありがとうございました。

◆参加者 16名(敬称略)
神無太郎、上谷直希、せら、藤原俊雅、駒井めい、小林看空、青木裕一、神無七郎、springs、馬屋原剛、変寝夢、たくぼん、真T、さんじろう、神在月生(以上15名、到着順)+占魚亭

◆解答者 17名(到着順、敬称略)
若林、神無七郎、たくぼん、冬眠蛙、金少桂、変寝夢、風みどり、青木裕一、藤原俊雅、駒井めい、神在月生、菊田裕司、雲虚空、上谷直希、Pathfinder、せら、一乗谷酔象


第2番 上谷直希作
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【ルール】
・強欲
 駒を取る手を優先して着手を選ぶ。

【手順(1)】
 59飛、同龍、55角、同龍、28銀まで5手。
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【手順(2)】
 46角、同馬、79飛、同馬、28銀まで5手。
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【正解】17名(全員正解)

【お気に入り投票】2票

【作者コメント】
 ライトなやつを選びました。強欲なので受方に合駒の余地はなく全応手駒取り。紛れは極小。これ以上の解説は不要でしょう。最終手が一緒なのがちょっと残念かもしれませんが、"28銀が打てるようになった理由"は異なるということでご容赦を。

★普通詰将棋・フェアリー双方で活躍されている上谷直希さんの作品。28銀と打って詰ますために①受方馬を動かして利きを逸らす②受方龍を呼んで利きを塞ぐ――という2解もので、全員正解でした。最終手の被りを気にされていますが、個人的には気にする必要はないと思います。

【短評】
若林さん
 パーフェクト。よく残っていました。

神無七郎さん
 馬筋を止めるか、馬筋を逸らすか。
「強欲」を「取捨て(≒合駒出来ない)」の代わりに使うのは、面白い利用方法だと思います。

たくぼんさん
 馬の28への利きを2種類の方法で止めるのは粋。

冬眠蛙さん
 詰み形が見えているので楽しく解けました。

金少桂さん
 馬と龍の焦点の作り方を考える。

変寝夢さん
 64馬の28への利き消滅をbは直接、aは間接的に行っていますね。

風みどりさん
 2解がヒントになりますね。

青木裕一さん
 典型的な対比構造。

藤原俊雅さん
 1解目は馬のラインを切るための、2解目は馬を逃がすための連続捨てになってしまっている。最終手の被りを無くすことでこの問題を解決できないだろうか?

駒井めいさん
 馬の利きを逸らす手順と馬の利きを遮断する手順。

神在月生さん
 止め銀 遮断と除外 二策あり

菊田裕司さん
 強欲にするとこんなにすっきりとできるんですね。

雲虚空さん
 対称的な手順ではあるが、意味付けが微妙に違うのをどう評価するか。

Pathfinderさん
 大駒限定打&大駒動かしの対比を鮮やかに表現。

せらさん
 焦点は2個あった!

一乗谷酔象さん
 すっきりと軽いツイン。

【作者予想】
たくぼんさん
 藤原俊雅さん(複数解なのでといったところです)

雲虚空さん
 たくぼん氏?

★お二人とも的中ならず。雲虚空さんの予想の根拠は強欲ルールだからでしょうか。