(ライトな)フェアリー短編コンクールに17名の方から解答をいただきました。ありがとうございました。
また、投稿してくださった15名のみなさんもありがとうございました。
◆参加者 16名(敬称略)
神無太郎、上谷直希、せら、藤原俊雅、駒井めい、小林看空、青木裕一、神無七郎、springs、馬屋原剛、変寝夢、たくぼん、真T、さんじろう、神在月生(以上15名、到着順)+占魚亭
◆解答者 17名(到着順、敬称略)
若林、神無七郎、たくぼん、冬眠蛙、金少桂、変寝夢、風みどり、青木裕一、藤原俊雅、駒井めい、神在月生、菊田裕司、雲虚空、上谷直希、Pathfinder、せら、一乗谷酔象
第4番 藤原俊雅作
※圭=成桂
【ルール】
・受先
受方から指し始める。
a) 出題図
【手順】
a) 37馬、25飛、46玉、38桂まで4手。
b) 出題図
【手順】
b) 35成桂、28角、45玉、36角まで4手。
【正解】17名(全員正解)
【お気に入り投票】3票(第2位)
【作者コメント】
初手のPelle moveの意味付けはセルフブロックとピンの維持。
同じようでも、初手にa)で37桂・b)で35桂とするのは馬・成桂がunpinされて詰まない。この構造により玉方持駒制限が不要になっているのがミソ。
★複数解・ツインの名手、藤原俊雅さんの作品。3票獲得し、第2位(3票獲得作は3作ありますが、正解者数の多さで順位を決定しました)となりました。
セルフブロックとピンの維持を目的とした初手がポイントです。
【短評】
若林さん
アンチジラーヒといえばいいのか。チェスプロブレムのテーマを将棋でしかできない展開をしたという点を高く買います。2解ともピンメイトになる構成も完璧。
神無七郎さん
軸線上の移動。
飛角の睨みに質駒が挟まっている形から、ヤマを張ったら当たりました。
個人的な要望ですが、紙の本と違って電子媒体の場合はページ数を気にする必要がないので、b)にも図面が欲しいと思います。
★言われてみると確かにその通りで、図面を2つ掲載した方がよかったですね。
たくぼんさん
aで25の駒が桂だと初手46玉が成立するので成桂でないといけないのは感心しました。
冬眠蛙さん
受け先でのツインでこの対称性は素晴らしい。
金少桂さん
ライン上で守備駒を1マス近づけてピンメイト×2。
変寝夢さん
初手が退路を塞ぐ意味で共通している。
風みどりさん
受先ははじめて解きますが、なかなか隔靴掻痒の感じ。
青木裕一さん
一見、意味がなさそうな初手が良い。
駒井めいさん
Pelle moveとPin-mate。シンプルに表現されていて好き。
神在月生さん
共通は 退路封鎖の 合移動
菊田裕司さん
ピンメイトのツイン。もう少し何とかしたい気がするが。
雲虚空さん
対称的な手順できれいなツイン。
上谷直希さん
ライン上の移動のツイン。駒取りが気になってしまうのは詰将棋畑の人間だと仕方ない!?
Pathfinderさん
初手に成駒を1マスだけ動かすのは盲点でした。
せらさん
Pelle moveとpin mate。
一乗谷酔象さん
受先で退路塞いで取駒を打って仕留めるツイン。
【作者予想】
神無七郎さん
作者予想は作品を解くより難しいですね。
最近のWFP作品展への投稿作を参考に5人だけ予想します。
第4番…藤原俊雅さん?
たくぼんさん
馬屋原剛さん(藤原さん、駒井さん、馬屋原さんの3択ですが馬が居たので)
駒井めいさん
作者当て:上谷直希
★七郎さんが的中。たくぼんさんの「馬が居たので」という理由にクスッとしました。