『Web Fairy Paradise』発表作(99)

第132回WFP作品展 132-1(『WFP』155号)

【協力詰(ばか詰)】双方協力して最短手数で受方玉を詰める。
【Imitator(■またはI)】着手をした時、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【中立駒(n駒)】どちらの手番でも動かせる駒。横向きの字か横にnを付加して表記する。
[補足]
1)中立駒の動きは現手番の駒としての動きとなる(利きが非対称な駒の場合に要注意)
2)中立駒は現手番の駒として成れる場合のみ、成ることができる
3)中立駒はどちらの手番でも取ることができ、持駒になる。この時、所属は取った側の持駒だが中立性は失わず、再び盤に戻ったときには中立駒として振舞う。
4)中立駒は現手番側の駒を取れない。 相手側の駒や、中立駒は取れる。
5)中立歩による打歩詰は禁止。二歩禁も適用される。手番を問わず、中立駒の歩や通常の歩がある筋に、更に中立駒の歩を打つことはできない。
6)中立駒は行き所ない駒にならない。
7)中立駒でも自玉への王手は反則。自玉への王手となっているかどうかの判定は、現手番が終了し、相手側が着手する前に行う。
【結果】
正解1名(実質正解者なし
【手順】
4三n角成[I75]、同玉[I74]、6三n飛成[I72]、6二n角、5四n龍[I63]、5二玉[I72]、5一n角成[I61]まで7手。
【コメント】
2016年2月25日完成、2021年4月20日投稿。
WFP81-4と同時期に完成。
「中立駒+Imitatorの作例が増えた今なら大丈夫だろう」と思い発表したのですが……ダメでした(苦笑)。
WFP81-4とU242では攻方が中立駒を取って打ちましたが、本作では受方が中立駒を取って打つ――捨てた駒で詰ます――展開になっています。普通の詰み形なのであまり難しくないと思っていたのですが、そのようなことはなかったようです。