第135回WFP作品展135-7・別案

第135回WFP作品展135-7・別案

【協力自玉詰(ばか自殺詰)】
双方協力して攻方玉を詰める。
【Imitator(■またはI)】
着手をした時、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【NightRider(夜)】
フェアリーチェスのNightRider。ナイトの利きの方向に連続飛びができる。


【中立駒(n駒)】
どちらの手番でも動かせる駒。横向きの字か横にnを付加して表記する。
[補足]
1)中立駒の動きは現手番の駒としての動きとなる(利きが非対称な駒の場合に要注意)
2)中立駒は現手番の駒として成れる場合のみ、成ることができる
3)中立駒はどちらの手番でも取ることができ、持駒になる。この時、所属は取った側の持駒だが中立性は失わず、再び盤に戻ったときには中立駒として振舞う。
4)中立駒は現手番側の駒を取れない。 相手側の駒や、中立駒は取れる。
5)中立歩による打歩詰は禁止。二歩禁も適用される。手番を問わず、中立駒の歩や通常の歩がある筋に、更に中立駒の歩を打つことはできない。
6)中立駒は行き所ない駒にならない。
7)中立駒でも自玉への王手は反則。自玉への王手となっているかどうかの判定は、現手番が終了し、相手側が着手する前に行う。
【手順】
9五n夜、7九n夜[I78]、4三n夜[I42]、2六角、5六王[I52]、3五角[I61]まで6手。
【コメント】
2021年2月22日完成。
中立NightRiderが移動するルートは同じですが発表図ではNightRiderは後半で動くのに対し、本案は前半に移動を完了してしまいます。また、発表図では「2手目飛の逆王手&6手目桂打ち」であるのに対し、「4手目に出した角(IM+Knight同様にNightRiderと併せた場合、角を出すのは難しい)を動かしてと金の利きを復活させて詰ます」という構成になっています。
使用枚数の差で採りませんでしたが、本案も魅力的な手順・構成と思っています。