『Problem Paradise』発表作(8)

『Problem Paradise』94号・Shogi-U301

【点鏡】
55に関して点対称な位置にある2つの駒は、敵味方関係なく互いにその性能が入れ替わる。
なお、行き所のない駒の禁則は適用されない。
【All-in-Shogi】
双方とも自分の手番の時に相手の駒を動かすこともできる。敵玉を王手がかかる位置に動かしてもいいし、敵の持駒を打ってもいい。ただし、双方とも1手前の局面に戻すような着手は禁手とする。
(補足)
1)相手側の駒を動かすとき、自分側の駒を取らせることはできるが、相手側の駒を取らせることはできない。
2)相手側の駒で自分側の駒を取らせたとき、その駒は相手側の持駒となる。
3)自玉を取らせる手は反則。
【協力詰(ばか詰)】
双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【結果】
正解 全解2名?(実質1名?)、2)のみ1名?
【手順】
1)11角、99玉、22v玉、99飛、12v玉まで5手。
2)77角、33飛、51v飛、59v角。89v玉まで5手。
【コメント】
2019年7月4日完成、2019年7月7日投稿、2021年4月20日再投稿。
高坂研氏作(『プロパラ』86号・U262)を見て閃いた作品。
初手(最遠打と短打)&玉の移動距離(大移動と1マス移動)の対照をテーマにした2解だが、少々苦しいか。配置及び1)の手順に高坂氏作との違いがあまり感じられないのが難点。
受方98歩→と金にすると2)の単解になりますが、本図の方がいいですよね。