『Web Fairy Paradise』発表作(110)

第142回WFP作品展 142-2(『WFP』第167号)

【協力詰(ばか詰)】
双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【Imitator(■またはI)】
着手をした時、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【結果】
正解 4名(実質正解者3名)
【手順】
32金、83金、22桂成[I72]、82金[I71]、59角[I35]まで5手。

【コメント】
2021年12月23日完成、2022年4月20日投稿。
WFP112-5(『WFP』第131号/2019年4月20日完成)の角版を――ということで着手しましたが3手では満足の行く形にならず、2手延ばすことにしました。3手目に角引きが入る原図(下図)を得た後、どうすれば角引きでフィニッシュできるか考え、角とImitatorを一段下げればいいことに気付き発表図になりました。壁駒で出した金の移動が入り満足の行く形に纏まりましたが余詰消しで飛車2枚使うことになり、紛れの多い難解作に……(いつものことか)。角を95→77→99というルートで下げることも可能ですが(当然、この場合は金動かしは入らない)意地が悪すぎるので、素直なルートにしました。
「初手角移動→スイッチバックでフィニッシュ」の構成は全く考えていなかったので、解説掲載の参考図(作:神無七郎さん)には驚きました。もっと貪欲にならないといけませんね。
【原図手順】
32金、41玉[I93]、49角[I48]、11金[I38]、42桂成[I46]まで5手。