『Web Fairy Paradise』発表作(97)

第131回WFP作品展 131-1(『WFP』154号)

【協力詰(ばか詰)】双方協力して最短手数で受方玉を詰める。
【Friend(響)】フェアリーチェスのFriend。本来は利きを持たないが、味方の駒の利きに入ると、その駒の利きを持つ。
[補足]
・複数の味方駒から利かされると、それらを合成した利きになる。
・味方のFriendから利きを写すこともできる。利きの転写は再帰的で、利きが増えた結果、更に多くのFriendを巻き込み、相互に利きを増幅させることも可能。

【結果】
正解3名(実質正解者2名)
【手順】
6七響、5八と、3八馬、4六玉、3七馬、5七玉、7七金まで7手。
【コメント】
2017年5月4日完成、2021年2月22日投稿。
馬→金と利きが変化。ぱっとしない手順と言えなくもない。

『Web Fairy Paradise』発表作(96)

第130回WFP作品展 130-4(『WFP』153号)

【協力自玉詰(ばか自殺詰)】
双方協力して攻方玉を詰める。
【Imitator(■またはI)】
着手をした時、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【猛牛(丑)】
大将棋の駒。縦横に2マス動けるが、飛び越えては行けない。成ると金将になり、縦横と斜め前に1マス動ける。


【結果】
正解2名(実質正解者1名)
【手順】
4一飛、1三金、3五丑[I53]、4三金、3三丑成[I51]、4一丑[I71]まで6手。
【コメント】
2020年11月22日完成、2021年2月22日投稿。
ちょっと早い2021年 年賀詰作品展」への投稿をやめた作品。
双方の猛牛王が動くもののそれ程難しくないと思っていましたが、そのようなことはなかった模様。5手目に成を入れられて満足。

『Web Fairy Paradise』発表作(95)

第129回WFP作品展 129-1(『WFP』152号)

【協力自玉詰(ばか自殺詰)】
双方協力して攻方玉を詰める。
【Imitator(■またはI)】
着手をした時、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。
【Knight(騎)】
チェスのKnight。八方桂。
【結果】
正解7名(実質正解者6名)



【手順】
a)1八歩、8八角、2二騎[I68]、3八騎[I89]まで4手。
b)1八歩、8八飛、8一騎[I77]、2九騎[I89]まで4手。
【コメント】
2020年10月15日完成、2020年11月20日投稿。
さんじろう氏の双裸騎王作品を見て、騎王と併せることを忘れていたのに気付き着手しました。
a)の図で攻方騎王を23か43のどちらに置くかで迷いましたが、初手は仕方がないとして最終手もb)と被るので本図を選びました。
Imitator のスイッチバックを分かりやすく表現できて気に入っています。

対面ライフル協力詰

以前、ライフルの試作をアップしましたが(→こちら)、飛車も成立していました。


【対面】敵駒と向かい合ったとき、互いに利きが入れ替わる。
【ライフル】駒を取ったとき、取った駒が元の位置に戻る。
(補足)
Rifle Chess の翻案。
本来は「居ながらにして利き先の駒を取れる」であるが、「取った後で元の位置に戻る」とも解釈できる。ここでは成・不成の選択ができるよう後者の解釈を採り、以下の細則に従うものとする。
1) 駒取り時、駒が戻るまでを一手とみなす。駒を取った瞬間だけ「自玉への王手」となったり、「行き所のない駒」になったりしても構わない。
2) 生駒による駒取りで「現位置」「駒取り地点」のいずれかが可成地域にある場合、成・不成を選択できる。
【手順】(背景と同色にしています)
58飛、56桂、同飛/58飛、46玉、47桂」まで5手。
ツインにした下図を決定図とします。
(2021年10月23日)

『Web Fairy Paradise』発表作(94)

第128回WFP作品展 128-5(『WFP』151号)

【協力自玉詰(ばか自殺詰)】
双方協力して攻方玉を詰める。
【クイーン(Q)】
チェスのクイーン。飛車と角を合わせた性能を持つ。
【中立駒(n駒)】
どちらの手番でも動かせる駒。
横向きの字か横にnを付加して表記する。
[補足]
1)中立駒の動きは現手番の駒としての動きとなる(利きが非対称な駒の場合に要注意)。
2)中立駒は現手番の駒として成れる場合のみ、成ることができる。

3)中立駒はどちらの手番でも取ることができ、持駒になる。この時、所属は取った側の持駒だが中立性は失わず、再び盤に戻ったときには中立駒として振舞う。
4)中立駒は現手番側の駒を取れない。 相手側の駒や中立駒は取れる。
5)中立歩による打歩詰は禁止。二歩禁も適用される。手番を問わず、中立駒の歩や通常の歩がある筋に更に中立駒の歩を打つことはできない。
6)中立駒は行き所ない駒にならない。
7)中立駒でも自玉への王手は反則。自玉への王手となっているかどうかの判定は、現手番が終了し、相手側が着手する前に行う。
【結果】
正解6名(実質正解者5名)
【手順】
a)54nQ、45角、98nQ、88角まで4手。
b)11nQ、13飛、81nQ、72飛まで4手。
【コメント】
2016年6月20日完成、2020年11月20日投稿。
中立Qを3枚目の角・飛として使うツイン。当初はAmazonを使う予定でしたが上手くいかずQに変更、それが功を奏しました。