2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄ミス&トラミス大賞2020

《鉄ミス&トラミス大賞2020》受賞作 〈新刊・新作部門〉 受賞作なし 〈旧作部門〉 上田廣『駅猫 鉄道推理短編集』(大正出版) 〈特別賞〉 鮎川哲也・西村京太郎・夏樹静子・山村美紗/佳多山大地編『線路上の殺意 鉄道ミステリ傑作選〈昭和国鉄編〉』(双…

購入本&届いた本

124.『将棋世界』2021年2月号(マイナビ出版) 125.『Problem Paradise』Issue92(JCPS) 将棋世界 2021年2月号発売日: 2020/12/28メディア: 雑誌

芦辺拓『名探偵総登場 芦辺拓と13の謎』(行舟文化)★★★★★

バラエティに富んだ作品が揃った自選短編集になっています。まさに「芦辺ワールド見本市」。ファンは勿論、芦辺作品を読んだことのない人にもお薦めです。以下、Twitterに投下した収録作の簡単な感想。「芦辺探偵事務所」所員名簿 森江春策、童顔すぎるよう…

井上雅彦監修『蠱惑の本 異形コレクションL』(光文社文庫)★★★★★

前巻『ダーク・ロマンス』も素晴らしかったが、本書はそれ以上。私的オールタイムベストに入る、最高のアンソロジーでした。以下、Twitterに投下した収録作の簡単な感想。大崎梢「蔵書の中の」 亡くなった祖父の蔵書を引き取りに来る古本屋を待つ昌希の前に…

購入本&届いた本

122.中川右介『江戸川乱歩と横溝正史』(集英社文庫) →対比評伝。解説は小山正。 123.『詰将棋パラダイス』2021年1月号江戸川乱歩と横溝正史 (集英社文庫)作者:中川 右介発売日: 2020/12/18メディア: 文庫

オリヴァー・ハリス『バッドタイム・ブルース』(ハヤカワ・ミステリ文庫)★★★☆

原題『The Hollow Man』、Oliver Harris(2011年)数年前に中断(つまらなかったわけではなく、その時の自分と波長が合わなかった)した作品に再挑戦しました。ニック・ベルシーは優秀な刑事だがギャンブルにはまり家を失ったうえ所持金は底をつき、ホームレ…

レオ・ブルース『冷血の死』(ROM叢書16)★★★★

〈歴史教師探偵キャロラス・ディーン〉シリーズ第2作である本作は、米版が刊行されなかったため入手困難の稀覯本として知られているのだとか(同人出版である日本版も入手困難本になってしまった……)。今回キャロラスが挑むのは、田舎町の町長の溺死事件。事…

J・B・ハリス-バーランド『古本屋サロウビイの事件簿』(ROM叢書15)★★★☆

作者は19世紀から20世紀にかけて活躍した英国作家だが、現在では忘れられているそうな。 表題の「古本屋サロウビイの事件簿」全6編は、古物商ミステリー連作の元祖というべきシリーズ(解説でシンポ教授が「シャーロック・ホームズのライヴァルたちの最後衛…

井上雅彦=監修『ダーク・ロマンス 異形コレクションXLIX』(光文社文庫)★★★★★

《異形コレクション》、復活。高品質のアンソロジーでした。(11月25日読了)以下、Twitterに投下した収録作の簡単な感想。櫛木理宇「夕鶴の郷」 クズ男が報いを受ける話(超簡略化)。 伏線がじわじわ効いてくるラストが上手い。黒木あるじ「ルボワットの匣…

届いた本

121.サミュエル・ロジャース『血文字の警告』(Re-ClaM編集部) →〈別冊Re-ClaM〉vol.3。巻末にカーティス・エヴァンズの評論「死の謝肉祭」を訳載。

購入本

119.芦辺拓『名探偵総登場 芦辺拓と13の謎』(行舟文化) →「探偵小説三十年」&著書100点突破記念自選短編集。えのころ工房による名探偵図鑑「『芦辺探偵事務所』所員名簿」収録。 120.山本巧次『江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ』(幻冬舎時代小説文庫) …

届いた本

117.J・B・ハリス-バーランド『古本屋サロウビイの事件簿』(ROM叢書15) →〈古本屋マシュー・サロウビイ〉シリーズ全6編、怪奇小説3編を収録。解説は新保博久。 118.レオ・ブルース『冷血の死』(ROM叢書16) →〈歴史教師探偵キャロラス・ディーン〉シリー…

届いた本

光文社文庫のキャンペーンに当選したサイン本が到着。ありがとうございます。 116.井上雅彦=監修『蠱惑の本 異形コレクションL』(光文社文庫) ※サイン本 →《異形コレクション》第50巻。蠱惑の本 (異形コレクションL)作者:平山 夢明,真藤 順丈,三上 延,坂木…

購入本

115.朝松健『血と炎の京(みやこ)―私本・応仁の乱―』(文春文庫)血と炎の京 私本・応仁の乱 (文春文庫)作者:健, 朝松発売日: 2020/12/08メディア: 文庫

購入本

114.『将棋世界』2021年1月号(マイナビ出版)将棋世界 2021年1月号発売日: 2020/12/03メディア: 雑誌

峰隆一郎『長崎平戸殺人事件』(天山文庫)★★

長崎県平戸市の切支丹寺で男が刺殺され、目撃者の若い女性が記憶喪失になった。被害者は福岡の家具店主人・茅野康平、女性は上坂玲子と判明するが偽名だった。元警視庁捜査一課刑事で便利屋の栢次郎は、喫茶店チェーンのオーナー・広池達郎の依頼でこの事件…

届いた本

113.並木宗輔(作)/松井和翠(訳)『狭夜衣鴛鴦剣翅(さよごろもおしどりのつるぎば)』(私家版) →【和翠の図書館】戯曲編。

届いた本

111.『詰将棋パラダイス』2020年12月号 112.『日本版ディクスン・カーズ ミステリファンジン』(私家版:非売品) →博士、「三密」といば「三つの棺」「ユダの窓」「黒死荘」ですね号。『Murder,She Drew Vol.2』の感想を書いた人へのおまけ冊子。