アンソロジー
ショート・ストーリーを26編収録した書下ろしアンソロジー。 ベストは貴戸湊太「誰にも言えない赤い傘の物語」。3分で読める! 誰にも言えない○○の物語 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)宝島社Amazon
鉄道ミステリ・アンソロジー第3弾。西村京太郎「『雷鳥九号』殺人事件」からスタート。鮎川哲也編『無人踏切』採録。 大阪発金沢行きの特急「雷鳥九号」のトイレで射殺体が発見された。被害者と親しげに話していた女性客の犯行としか考えられないが、彼女は…
漱石・谷崎・芥川・久作・甲賀三郎・地味井平造・渡辺温・浜尾四郎・乱歩・海野・小栗・木々・川端・正史・十蘭による戦前の傑作15編に加え、同時代の中国の短編「真偽の間」(孫了紅)を収録した変格ミステリ・アンソロジー。 甲賀「黒衣を纏う人」・川端「…
世界遺産を舞台とする短編を7編収録したアンソロジー。舞台となるのは「知床」「平泉」「富士山」「白川郷・五箇山の合掌造り集落」「紀伊山地の霊場と参詣道」「古都京都の文化財」「厳島神社」。西村京太郎「わが愛 知床に消えた女」(「知床 わが愛」改…
『線路上の殺意』に続く鉄道ミステリ・アンソロジー第2弾。 横溝正史「探偵小説」 島田一男「鉄道公安官」 井沢元彦「不運な乗客たち」 島田荘司「ある騎士の物語」 以上、ビッグネームの傑作4編を収録。巻頭の横溝正史「探偵小説」は、鮎川哲也編『下り〝は…
前巻『ダーク・ロマンス』も素晴らしかったが、本書はそれ以上。私的オールタイムベストに入る、最高のアンソロジーでした。以下、Twitterに投下した収録作の簡単な感想。大崎梢「蔵書の中の」 亡くなった祖父の蔵書を引き取りに来る古本屋を待つ昌希の前に…
《異形コレクション》、復活。高品質のアンソロジーでした。(11月25日読了)以下、Twitterに投下した収録作の簡単な感想。櫛木理宇「夕鶴の郷」 クズ男が報いを受ける話(超簡略化)。 伏線がじわじわ効いてくるラストが上手い。黒木あるじ「ルボワットの匣…
戦後を代表するミステリー作家4人の短・中編を収録した鉄道ミステリ・アンソロジー。 鮎川哲也「早春に死す」 西村京太郎「あずさ3号殺人事件」 夏樹静子「特急夕月」 山村美紗「新幹線ジャック」 以上、4編を収録。前半2作はアリバイ崩し。 鮎川哲也「早…
短編12編(全て新訳)に編者の評論を収録したアンソロジーの第1巻。リチャード・ハーディング・デイヴィス「霧の中」In the Fog ロンドンの社交クラブ〈グリル〉で語られる3つの物語は意外な結末を迎える――。 「クイーンの定員」に選ばれた(#29)短編集の…