『名探偵モンク』#110「ひまわりが散った」mr.MONK and the Foreign Man

モンクのアパート前の交差点で轢き逃げ事件が起きた。2週間後、バカンスから戻ってきたバクストン夫妻が、家政婦のマリア・フエンテスが撲殺されているのを発見する。検視官によると、死後12日ほど経っているという。モンクは、片方のイヤリングが外されていたことと、カウンターに「応急処置マニュアル」が開かれていたことを不審に思う。その夜、モンクは交差点でお香を焚いていたナイジェリア人のサミュエル・ワンガヤを追い払おうとするが、2週間前にそこで彼の妻アンサラが轢き逃げされ亡くなったことを知る。轢き逃げ犯を探すサミュエルに自分を重ねたモンクは、彼に捜査協力を申し出る。
適度に笑いをちりばめているが、轢き逃げ事件に入れ込むモンクが痛々しい。サミュエルが優秀なキャラで、これっきりにするのはもったいない。ミステリーとしての見所は例によってないが、笑いと悲壮感のバランスが絶妙で素晴らしい。しんみりするラストが素敵です。