藤沢周平

藤沢周平『秘太刀馬の骨』(文春文庫)★★★★

ある北国の藩で、筆頭家老・望月四郎右衛門隆安が暗殺されるという大事件が起きた。それから六年後。近習頭取・浅沼半十郎は筆頭家老・小出帯刀の屋敷へ呼ばれ、望月暗殺に使われた秘太刀「馬の骨」の遣い手を探索する甥の石橋銀次郎の手伝いを下命される。…