本格ミステリ作家クラブ10周年記念イベント

10月30日に三省堂書店神保町本店で行われた、本格ミステリ作家クラブ10周年記念イベントの覚書。
会場入り口で下記2点を購入。
252.本格ミステリ作家クラブ=編『ミステリ★オールスターズ』(角川書店
 →30枚以内の短篇アンソロジー
253.本格ミステリ作家クラブ=編『ミステリ作家の自分でガイド』(原書房
係員に整理券と抽選券をもらい、席につく。イベント開始まで時間があるので、物販コーナーを物色し、下記3点を購入。本当はもっと購入したかったのだが、天気と懐具合と鞄のキャパの関係で断念。
254.有栖川有栖『闇の喇叭』(理論社
255.有栖川有栖=監修『図説 密室ミステリの迷宮』(洋泉社
 →密室ミステリのガイド本。
256.牧薩次『郷愁という名の密室』(小学館
 →本格ミステリ大賞受賞第一作。
第1部が始まるまで、芦辺拓先生と北村薫先生の前説。9月末に大阪で行われたイベントの模様や第2部で放出されるお宝の話、理論社を応援しよう!等など。戸川安宣さんが明かした東京創元社のEQ翻訳裏話には驚いた。
そうこうしている内に、第1部がスタート。トークゲストは綾辻行人先生、有栖川有栖先生、北村先生、辻真先先生、そして司会・進行の戸川さん。“本格とは何ぞや”といテーマを振られ、熱く語る有栖川先生。素晴らしき本格愛。“本格ミステリ作家クラブ創立裏話”を振られた北村先生は新宿に呼び出されたエピソードを披露。「関西はどうだったの」と綾辻先生に話を振ると、「忘れました」と即答。しょうがないなぁ、この人は(笑)。「はっきりと覚えてます」という有栖川先生が話を引き取り、笠井潔先生との感動的なエピソードを熱く語る。それを聴いた北村先生が「ドラマみたいやねぇ」とポツリ。本格ミステリ大賞について語る辻先生。10周年記念出版物の話や質問コーナーの話は割愛。
休憩後、第2部のお宝抽選会がスタート。辻先生提供の昭和22年(だったかな?)刊の横溝正史『夜光虫』の文庫本をはじめとする、レアな賞品の数々。「くじ運悪いし、当たるわけない」と思っていたところ戸川安宣賞(シャーロック・ホームズの文具セット)に当選(下の写真)。そればかりか、坂木司賞(『ワーキング・ホリデー[韓国語版]』サイン入り)光文社知恵の森文庫のストラップも当選。


時間が押していることもあり、すぐに第3部のサイン会がスタート。上に名前を挙げた方々の他に、歌野晶午先生、円堂都司昭さん、加賀美雅之先生、霞流一先生、喜国雅彦先生、小島正樹先生、小森健太朗先生、篠田真由美先生、千澤のり子先生、野間美由紀先生、深水黎一郎先生、道尾秀介先生というメンバー。会場で購入した書籍にサインをしてもらえるわけですが、広いようでいて狭い会場に170名くらいおり、人気作家には長い行列が出来て人が密集しているため暑いあつい。印象に残ったのは、一冊一冊丁寧にサインするナイスミドルな深水先生、ファンの方に創作方法を語っていた元気溌剌な小島先生でしょうか。私は行列が出来るであろう所から片付ける作戦をとったので早く回れたのですが、道尾先生のサインがもらえなかったのが心残り。購入した本に関わっていなかったとは!
とまあ、こんな感じで楽しい時間を過ごしました。またこういうイベントがあったら参加したいですね。

ミステリ作家の自分でガイド

ミステリ作家の自分でガイド

闇の喇叭 (ミステリーYA!)

闇の喇叭 (ミステリーYA!)

図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)

図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)

郷愁という名の密室

郷愁という名の密室

夜光虫 (徳間文庫)

夜光虫 (徳間文庫)

ワーキング・ホリデー (文春文庫)

ワーキング・ホリデー (文春文庫)