フェアリー詰将棋没作供養・再録(3)

Twitterで深夜にときどきアップしているフェアリー詰将棋の試作・没作の再録その3。
今回は、ばか詰・AndernachIsardamばか自殺詰・AndernachIsardamばか詰・Andernachばか詰の4作。
ばか詰・Andernachばか詰はやさしいので解答は書きませんが(分からない方は聞いてください)、AndernachIsardamばか自殺詰・AnderbachIsardamばか詰の解答は反転して掲載します。
【Andernach】 (玉以外の)駒取りを行った駒は、その場で相手の駒になる(棋譜表記は「転」)。成生の選択は寝返る前に行われ(選択権は取った側にある)、駒を取ったら寝返る。駒取りの場合に限り、八段目の桂不成・九段目の桂香不成が可能。取ると二歩になる場合は寝返らない。
【Isardam】 同種の敵駒の利きに入る手は禁止。玉を取ると同種の敵駒の利きに入る場合は王手とみなされない(タイプA)。
【ばか詰】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。
【ばか自殺詰】 双方協力して最短手数で攻方玉を詰める。


超カンタンばか詰その2。
本作も詰将棋デパートの店長さんに瞬殺されました。
(2014/4/14)








AndernachIsardamばか自殺詰の試作。
Andernach要素はありません。
(2014/4/21)








AndernachIsardamばか詰の没作。
本作もAndernach要素はありません。
(2014/4/23)








Andernachばか詰の没作。
転不足で没。
(2014/4/24)









AndernachIsardamばか自殺詰(6手)解答(反転しています)
 39香、38金、37飛、45玉、27角、17飛まで6手。
 最終手17飛に対し角で玉を取ると双方の飛が利きに入るため、玉を取ることはできません。攻方14歩・受方25桂のどちらか1枚を省ければよかったのですが、余詰があるため断念。
AndernachIsardamばか詰(7手)解答(反転しています)
 35角、34香、38銀、36玉、37銀、35玉、26銀まで7手。
 初手は限定打。35以外だと合されて不詰(同角とすると転するため取れない)。2手目はIsardamならではの凌ぎで、玉を取ると双方の香が利きに入るため玉を取ることはできません。3手目の銀上りは香の利きを塞ぐための手で、今度は角で玉を取ることができます。4手目以降は難しい所はないでしょう。Isardamらしい手が入ったもののAndernachらしさが皆無なためと、攻方27歩・受方56銀の2枚を置かざるを得なかった(銀の動きを限定するため)のが気に食わなかったため没。