2012年以来の開催(で合ってますよね?)となるフェアリー短編コンクールに15名の方から投稿をいただきました。ありがとうございます。
難易度は様々、いろいろなルールの面白い作品が集まりました。お楽しみください。
◆参加者 16名(敬称略)
神無太郎、上谷直希、せら、藤原俊雅、駒井めい、小林看空、青木裕一、神無七郎、springs、馬屋原剛、変寝夢、たくぼん、真T、さんじろう、神在月生(以上15名、到着順)+占魚亭
■解答要項
解答締切り :8月20日(金)
解答送り先
①メール: sengyotei■gmail.com (■を@に変えてください)
②TwitterのDM
※解けたものだけでかまいません。fm・fmza等を使用しての解答も可ですが、その旨お書きください。
※作者名を伏せての出題なので、余裕のある方は作者当てに挑戦してみては?
■お気に入り投票
お気に入りの作品の番号をご記入ください。最多得票獲得作が優勝となります。
投票は一人3作まで。
■結果発表
9月1日(水)から開始予定
●PDFファイルを作りました → こちら (パスワードはftancon)
※「出題作について」と題したヒントのようなそうでないような文章があります(PDF限定)。
出題作品
第1番
【協力詰】先後協力して最短手数で受方の玉を詰める。
第2番
【強欲】駒を取る手を優先して着手を選ぶ。
第3番
【背面】敵駒と背中合わせになったとき、互いに利きが入れ替わる。
第4番
※圭=成桂
【受先】受方から指し始める。
第5番
【All-in-Shogi】双方とも自分の駒だけでなく相手の駒を動かすこともできる。ただし、双方とも1手前の局面に戻す着手は禁手とする。
(補足)
1) 相手玉を動かす王手や、相手の持駒を打つ手も可。
2) 相手に相手の駒を取らせることはできない。
3) 相手の駒に自分の駒を取らせたとき、その駒
は相手の持駒となる。
4) 自玉を取らせる手は反則。
第6番
※利き二歩有効
【安南】味方の駒が縦に並ぶと、上の駒の利きは下の駒の利きになる。
【利き二歩有効】玉を取ると二歩になる手を王手とみなす。
第7番
【協力自玉詰】先後協力して最短手数で攻方の玉を詰める。
第8番
【点鏡】55に関して点対称な位置にある2つの駒は、敵味方関係なく互いにその性能が入れ替わる。
(補足)
・行き所のない駒の禁則は適用されない。
第9番
【キルケ】駒が取られると最も近い将棋での指し始め位置に戻される。戻せないときは持駒になる。
(補足)
戻り方等は以下の細則に従う。
1) 成駒は生駒になって戻る。
2) 戻り位置が埋まっていたり、二歩になったりする場合は戻れない。
3) 駒取り時、駒が戻るまでを一手と見なす。
4) 金銀桂香(成駒も含む)が5筋で取られ、複数の戻り先候補がある場合、戻る位置を選択できる。
【アンチキルケ】駒取りがあったとき取った方の駒が、最も近い将棋での指し始め位置に戻される。
(補足)
戻り方等は以下の細則に従う。
1) 成駒は成ったまま戻る。
2) 戻り位置に駒があったり、自玉に王手が掛かったりするため、戻れない場合は戻らない。
3) 駒取り時、駒が戻るまでを一手と見なす。
4) 金銀桂香(成駒も含む)が5筋で駒取りを行い、複数の戻り先候補がある場合、戻る位置を選択できる。片方にのみ戻れる場合は強制的にそちらに戻る。
第10番
【Isardam】同種の敵駒の利きに入る手を禁止する。玉を取ると同種の敵駒の利きに入る場合は王手とみなさない。(タイプA)
(補足)
・玉を取るとき敵駒の利きに入るかどうかを問わない場合は、「タイプB」。
・成駒と生駒は別種の駒として区別する。
第11番
第12番
第13番
【詰将棋】攻方は受方がどのように応じても詰むように攻め、受方はなるべく詰まないように応じる(いわゆる普通の詰将棋)。
第14番
【協力逃れ】双方協力して最短で受方玉に王手を掛けられない状態にする。
【駒余り可】最終手で攻方持駒が余っても良い。
第15番
【レトロ -m+n手】m手逆算してn手で詰む手順を求める。
(補足)
1) 特に注釈のない場合、逆算も攻方王手義務があることを前提とする。
2) 協力系の場合逆算も双方が協力する。また、指定より短い手数の逆算や短い手数の詰手順が成立する場合、それが優先される。
第16番
【AntiAndernach】玉以外の駒は、駒を取らない盤上の移動を行うと、着手後に相手の駒となる。
(補足)
・細則は Andernach と同様で「駒取り」を「駒を取らない盤上の移動」に読み替える。
1) 駒を取らない盤上の移動で二歩になる場合、相手の駒にならない。
2) 相手の駒になるのは成生の選択後。
3) 駒を取らない盤上の移動では、相手陣二段目への桂の不成、一段目への桂香歩の不成が可能(二歩の例外を除く)。