第165回WFP作品展 165-4(『WFP』第195号)
【Grasshopper(G)】
フェアリーチェスの駒。Queenの線上で、ある駒を1つ飛び越したその直後の地点に着地する。そこに敵の駒があれば取れる。
【Koko】
着手は、そのまわりの8マスに何らかの駒が存在するような地点のみ有効。王手にもこの条件は適用される。
[補足]
・王手にもこの条件は適用される。 玉を取っても周りに駒がない場合、王手とみなされない。
【Patrol】
味方の駒の利きで紐が付いていない駒は、敵の駒を取ることができない。この条件は王手にも適用され、玉を取れない場合は王手とみなさない。
【協力自玉ステイルメイト(ばか自殺ステイルメイト)】
双方協力して最短手数で攻方ををステイルメイト(王手は掛かっていないが合法手のない状態)にする。
【受先】
受方から指し始める。
【結果】
正解2名(実質正解者1名)
【手順】
32金、51銀、24飛、33銀、23飛、22銀打、33飛、31銀打、22金まで9手。
【コメント】
2024年7月9日完成、8月20日投稿。
実験シリーズの一つで、『Problem Paradise』第107号で発表したKoko-Lortap協力自玉ステイルメイトの姉妹編。
初手で打った金が最終手に動く所が気に入っています。攻方Gは平駒だと3手目が限定できないため、ロイヤル駒になっています。
――完全だったらよかったのですが、初手52金や3手目24金の筋が成立しており、潰れていました。3手目24金はちょっと考えれば気付けた筋だけに、この見落としは大ポカでした。fmza未対応の組合せは、完成したことに満足してはいけませんね……。
【修正図(下図)の手順】
62金、61銀、43金、72銀打、同G、52銀打、53金上、81銀、52金まで9手。
【修正図コメント】
2024年11月13日完成。
G王の位置をずらし、飛金問題を解決するために、持駒制限しました。また、G王が動く余詰順を作意に昇格させました。