『マードック・ミステリー』#4「死者からの伝言」Elementary,My Dear Murdoch

名探偵シャーロック・ホームズの生みの親、アーサー・コナン・ドイルと会う機会を得たマードック。ドイルは心霊主義の講演のため、トロントを訪れていたのだ。会った早々、ドイルはマードックを女霊媒師ペンソールの交霊会に連れて行く。交霊会が始まり、ペンソールは「私は殺されて埋められている」との女性の霊の声を伝える。死体が埋められていると言われた場所へ向かったマードックとドイルは、そこで女性の死体を発見する。被害者はアイダ・ウィンストン。トロント超常現象学会のメンバーで、ペンソールの霊能力に懐疑的な人物だった。事件の捜査に協力したいと申し出るドイルに対し「他の事件の捜査もあるので忙しい」と断るマードックだったが、ホームズの大ファンであるブラッケンリード警部の命令でドイルと共に捜査をすることになってしまう。
コナン・ドイルが登場。ドイル先生、事件の捜査にノリノリです(笑)。数年後に発表される作品の基となるネタを提供したのは、ブラッケンリード警部だったとは! 心霊主義を否定しつつも交霊会で亡き恋人の霊と会話し、心が揺れるマードックが印象に残るエピソードです。