『LAW&ORDER』#397「消えたズボン」Bottomless

新米弁護士リリー・イーが事務所で殺された。家主のメッツラーによると、最後に会ったのは昨夜で、被害者は一人で残業をしていたそうだ。無くなった物がないか訊いてみると、ズボンが無くなっているという。そのズボンは、両親が経営するクリーニング店の訴訟の証拠品だった。両親によると、ズボンを無くし見つけたのに訴えられたとのこと。先週、白人と黒人の2人組がズボンを取りに来たらしい。裁判を有利に運ぶため、訴訟相手が2人を差し向けた可能性がある。グリーンとルーポは、訴訟相手のハーバート・ウィギンズを聴取する。彼が言うには、証拠品のズボンは自分の物ではないという。被害者の資料の写真を見てみると、ウィギンズのズボンとは違う物のようだ。本当の持ち主を探すため、2人はクリーニング店で伝票とズボンを突き合わせて調べ、レイチェル・モンローのズボンが足りないことが判明。彼女はセービング・マートの社員。彼女によると、ズボンは自分の物だが必要がなかったので取りに行かなかったという。だが、そのズボンは紳士物。未婚で同棲中の恋人もいない彼女の物であるはずはない。男とはバレるとまずい関係と思われ、警告するかも知れない。アパートの外で見張っていると、彼女が出てきた。尾行を始めようとした矢先、白人と黒人の2人組が彼女を尾行しているのに気付き、2人を署に連行し取り調べるが、何も話さない。するとそこへ、ヴァン・ビューレン警部補の風俗課時代の上司で引退したフラー警視正がやってくる。連行された2人はセービング・マートの社員で、彼の部下だという――。