『LAW&ORDER』#409「ルビローサの挑戦」Strike

法律扶助協会のデモが裁判所前で行われていた。その最中、裏門でひとりピケを張っていた弁護士助手ドレズナーが轢き逃げされ死亡する。被害者は黒いBMWの男と揉めたことがあったらしく、防犯カメラにもその一部始終が撮影されていた。揉めた男を裁判所の駐車場で聴取すると、車のタイヤが新品だった。ストの参加者が撒いた釘を踏んだためで、そのタイヤはトランクにあった。検視官によると車は小型トラックなどで、被害者の傷から車の潤滑油と砂が検出された。砂は清潔な珪砂(けいしゃ)で、ゴルフ場のバンカーのもの。被害者が妻に送った写真にコースの作業者が写っており、現場付近の防犯カメラの映像からサフォーク・カウンティ・パークス・ゴルフの車であることが分かった。ルーポとバーナードはゴルフ場へ向かい、バーナードがある男に目を付ける。その男はテッド・サンダーソン、妻殺しで9年間服役していたが、妻の爪下のDNAが別人のものであることが判明し、昨年釈放された人物。裁判は現場となった裁判所で開かれていた。2人は自宅前で彼の聴取を行う。当初、裁判所付近に近づいていないと言っていたが、バーナードがタイヤの溝に釘があったと鎌をかけると、道を間違え橋から街へ入ったと供述。2人は彼から詳しいルートを聞くため署へ同行を求めるとともに、車を押収する――。