朝松健『血と炎の京(みやこ)―私本・応仁の乱―』(文春文庫)★★★★★

癒しと救済を求めて彷徨う八代将軍足利義政の妻・日野富子山名宗全に一族郎党を殺され、額に「犬」の字を刻まれ地面に縛られていた男。半死半生の所を細川勝元に助けられた彼は宗全に復讐するため戦場を駆けるが、新兵器の登場により京は地獄絵図となり果てる――。

血と炎の京 私本・応仁の乱 (文春文庫)

血と炎の京 私本・応仁の乱 (文春文庫)

  • 作者:健, 朝松
  • 発売日: 2020/12/08
  • メディア: 文庫