『LAW&ORDER:SVU』#97「導かれた殺人」Coerced

5歳の少年アダムが、寝ている間に何者かに部屋から連れ去られる事件が発生。網戸の切り口から身内の犯行と思われる。母親のキャロリンは裁判で親権を争っている元夫のピーターが犯人だと言うが、彼にはアリバイがあった。アダムの種違いの兄エリックから、キャロリンがピーターに渡すくらいならアダムを隠すと発言したことを聞き出し聴取するが、犯行を否定する。網戸が表裏逆に付けられていたことが判明し、外からの侵入者の犯行と断定された。24時間営業の雑貨店の近くで目撃したとの情報が入り、SVUの刑事たちが店に向かうとシャッターが下りていた。店内に突入すると、店主は刺殺されており、副マネージャーは重傷を負っていた。店の地下室に住んでいる精神障害を患う従業員のケビンの部屋から、“テイト”と書かれたアダムの写真が発見される。
この後、ケビンが逮捕されて一波乱二波乱あるわけですが、誘拐事件とその裁判だけで終わらせた方がドラマとしての完成度は高かったと思う。「事件を転がす」「普通には終わらない」のが『SVU』の面白さなので、この展開もアリだとは思うけれど。