『LAW&ORDER:SVU』#96「究極のテスト」Serendipity

蚊の発生状況を調べていたCDC職員が、下水溝で新生児の遺体を発見した。へその緒が糸で縛られていることから自宅出産と推定され、望まぬ妊娠をした母親が犯人の可能性が高い。CDCの昆虫学者によると、クロバエの卵が産みたてなので捨てられたのは3時間以内だという。ステイブラー刑事とベンソン刑事が近所のアパートに住む妊婦ブリアナ・モリスを訪ねるが、彼女は寝室で死んでいた。診療の支払いに使われていたカードの名義人がロン・ウォルコットであることを掴んだステイブラーとベンソンはウォルコット宅を訪ね、ブリアナは赤ん坊を夫妻に養子に出す予定だったと知る。仲介した「メトロ・ヘルプライン」のマーシー・コクランによると子供の父親は行きずりの男で、最近ブリアナは心変わりをして子供を自分で育てたいと言っていたという。そして、そのことをウォルコットの同僚である夫に話してしまい、夫を通じてそのことを知られ、ブリアナと喧嘩になったという。検死で新生児は失血死、ブリアナは強力な麻酔薬ミダゾラムを打たれ、陣痛促進剤ビトシンを与え出産させ、出産後に窒息させられたことが判明する。
ケイシー・ノヴァク検事補登場エピソード。上記のあらすじの後、事件は思いがけない方向に転がる。ニューランズが父親検査をすり抜けた方法が実話なのだろうが、よくもまぁあんな手口を思いつくものだ。中盤でのノヴァクとベンソンのやりとり(下記)にぐっときた。ベンソンが言うと、重みがあるなぁ。

ノヴァク「なぜ続けるの?」
ベンソン「使命感よ」

また、ラストで検事とノヴァクが交わした会話も印象深かった。現場主義のノヴァク検事補の今後の活躍が楽しみ。