『LAW&ORDER』#360「偽りの形見」Bible Story

ベス・テフィロ・シナゴーグシナゴーグとはユダヤ教の会堂)の周辺は、紙切れを追い回す人たちであふれていた。駆けつけた警官がシナゴーグの扉口で男の撲殺体を発見する。遺体の下には破られたトーラー(モーセ五書)があった。被害者は強盗の前科がある石職人ジェフリー・キルゴア。彼は礼拝所からトーラーを盗み、破ったようだ。トーラーは信徒会長バリー・スパイシャーの所有物で、彼の父親がゲットーから持ち出し、逃走中に干し草置き場に隠し35年後にポーランドに戻った折、そこから回収した物だという。グリーンとフォンタナは、キルゴアの恋人から彼に代金の回収を頼まれ30〜40代のユダヤ人から2500ドル受け取ったと聞き、現信徒のリストの提出を頼むが断られる。検察にリストの入手を頼むが、アーサー・ブランチ地方検事が政治的見地から召喚状を撤回させる――。