『LAW&ORDER』#386「るつぼの街」Melting Pot

ワンルームマンションで、エリン・ギャレットが首を吊った。侵入の痕跡はなく、遺書はないが自殺と思われる。夫のジョナス・フォークナーは、自殺に納得できない様子。女優の道を諦め、心機一転、作り手としての道を歩むため仕事場を借りたばかりだという。検視で頭骨の小さな骨折と硬膜下血腫が見つかり、失神状態で吊られたと判明する。夫が2ヶ月前、ホテルで3900ドル支払っていたことが分かった。実際に宿泊したのはダイアナ・ローリングス、フォークナーは頻繁に訪ねてきていたという。グリーンとキャサディは夫の愛人と見て彼女の家を訪ねるが、腹違いの妹だった。彼女によると、被害者はイスラム圏の女性の性を題材にした短編映画を撮っており、映画祭への出品も決まっているという。夫には描写が過激なのを隠していたそうだ。この映画は極秘扱いで、見たのは関係者のみ。ホストプロの担当者で音声ミキサーのアリによると、映画祭にコピーを3本送ったのでネットに流出したのではとのこと。映画祭事務局へ行き担当者から3本とも品質に問題があって上映できない状態だという。テープを1本借り、科学捜査支援室に分析を頼んだ結果、ミキサーの仕業であることが判明。アリを署に呼び出し改めて聴取を行う。彼は家で待機していたとアリバイを主張する。首を吊るのに使われたストラップや被害者の服から石膏片が検出され、アリが犯人の可能性はなくなった。グリーンとキャサディは、マンションの工事関係者への聞き込みを開始する――。