フェアリー入門別館(1)

第1回フェアリー入門別館 第1番(『WFP』第176号)

【とX】
歩が成るとXの性能になる。Xが玉、金以外の生駒の場合は、以降の手順で成ることはできない。
(補足)
1)「行き所のない駒」より王手を優先する(玉を取ったときに「行き所のない駒」になる場合でも「王手」は有効とする)
2)「行き所のない駒」の禁則の再帰的適用は行わない(実際に盤内に利きがなくなった時のみ「行き所のない駒」と判定する)
【点鏡】
55に関して点対称な位置にある2つの駒は、敵味方関係なく互いにその性能が入れ替わる。なお、行き所のない駒の禁則は適用されない。
【All-in-Shogi】
双方とも自分の手番の時に相手の駒を動かすこともできる。敵玉を王手がかかる位置に動かしてもいいし、敵の持駒を打ってもいい。ただし、双方とも1手前の局面に戻すような着手は禁手とする。
(補足)
1) 相手側の駒を動かすとき、自分側の駒を取らせることはできるが、相手側の駒を取らせることはできない。
2) 相手側の駒で自分側の駒を取らせたとき、その駒は相手側の持駒となる。
3) 自玉を取らせる手は反則。
【協力自玉詰(ばか自殺詰)】
双方協力して攻方玉を詰める。
【結果】
正解4名(実質正解者3名)
【手順】
93金、13歩、11玉、97v飛、14v歩成、96v飛成、94v玉まで7手。
【コメント】
2023年1月14日完成、1月15日投稿。
相性のいいAll-in-Shogiと点鏡の組み合わせに、変則玉(と玉)を併せてみた。過激で制御の難しい複合ルールなので使用駒制限で余詰を消したが、難解なことに変わりはないか。All-in-Shogiを使う後半が気に入っている。
この3つの併用は解答者に優しくないが派手な手順になるので、色々お試し中。