フェアリー入門(16)

第18回フェアリー入門 第7番(『WFP』第183号)

【アンチキルケ】
駒取りがあったとき取った方の駒が、最もい将棋での指し始め位置に戻される。
[補足]
戻り方等は以下の細則に従う。
1) 成駒は成ったまま戻る。
2) 戻り位置に駒があったり、自玉に王手が掛かったりするため、戻れない場合は戻らない。
3) 駒取り時、駒が戻るまでを一手と見なす。
4) 金銀桂香(成駒も含む)が5筋で駒取りを行い、複数の戻り先候補がある場合、戻る位置を選択できる。片方にのみ戻れる場合は強制的にそちらに戻る。
【打歩】
打歩詰以外の詰手を禁手とする。これは先後双方に再帰的に適用される(完全打歩)。
[補足]
・打歩以外の詰を禁手とする場合は「完全打歩」、打歩以外の詰を単なる失敗と扱う場合は「単純打歩」と呼ぶ。
【協力詰(ばか詰)】
双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。
【結果】
正解5名(実質正解者4名)
【手順】
37馬、28龍、同龍、同玉/51玉、73馬、52玉、42飛、53玉、54歩まで9手。
【コメント】
2023年9月8日完成、9月14日投稿。
玉座(51)への睨みを一旦外して受方玉を再生させ、再び玉座ににらみを利かす」という展開。
例題レベルと思っていたが、そうでもなかった模様。