『相棒(シーズン7)』#19(最終話)「特命」

 脚本:輿水泰弘/監督:和泉聖治
及川光博演じる右京の新相棒・神戸尊が登場、という事だけが取り柄のエピソード。最後の事件は不要だったのではないだろうか(宮本真希は以前から弟を疎ましく思っており、弟の描いた絵を見て一計を案じ、特命係の捜査に焦った前田吟らに証拠隠滅等の捜査妨害をさせ、それを利用して弟を計画的に殺した――つまり宮本真希が全てを操っていたという真相が明かされるのかと思った)。凡作。

前シーズン同様低調だったシーズン7だが、#7「最後の砦」(脚本:櫻井武晴/傑作エピソード「裏切者」には及ばないものの、警察の闇を描いた秀作)、#8・9「レベル4」(脚本:輿水泰弘/『特捜最前線』での長坂秀佳回を彷彿とさせる佳作)、#12「逃亡者」(脚本:櫻井武晴/犯人に不満はあるが、佳作)は面白かった。