火曜サスペンス劇場『取調室』(初回放送=1994年4月19日)

原作=笹沢左保『取調室 静かなる死闘』(光文社文庫
脚本=山田正弘
監督=鷹森立一
主な出演者=水木正一郎警部補(いかりや長介)、御子柴良平刑事(西川忠志)、小田垣久子(中島ゆたか)、小田垣悦也(佐野智郎)、衣山刑事(及川ヒロオ)、古賀栄捜査一課管理官(誠直也)、石川康伸捜査一課長(西田健)、小田垣光秀(田村高廣
佐賀県嬉野温泉のホテルで学生テニスチャンピオン小田垣悦也が殺された。死亡推定時刻は午後1時半〜2時半の間、ベッドの脇に「おやじにヤラレタ」と書かれたメモがあった。被害者は父親で大学教授の小田垣光秀と母親の墓参りのため端光寺を訪れる予定だったが、墓参した形跡はない。先にチェックアウトし、宮城県秋保温泉に逗留していた光秀を逮捕するが、彼のアリバイは鉄壁。捜査本部は「落としの達人」「取調べの神様」の異名を持つ水木正一郎警部補を取調官にあてる。取調室という三坪の世界で、水木警部補と小田垣光秀の静かなる死闘がはじまった――。
「火サス」90年代を代表する傑作シリーズの第1作。

取調室 静かなる死闘―笹沢左保コレクション (光文社文庫)

取調室 静かなる死闘―笹沢左保コレクション (光文社文庫)