『マードック・ミステリー』#11「運命の矢」Bad Medicine

公園でフランシス・グラウト博士の死体が発見される。被害者は脳科学の研究を行うグレイソン脳研究所の創設者のひとり。凶器はクロスボウで、死体の側の石には「WY」というダイイング・メッセージが残されていた。マードックが署へ戻ると、女霊媒師のサラ・ペンソールが待っていた。事件のイメージを何度も見るので、捜査に協力したいという。彼女によると犯人は死神で、あと何人殺されるかは分からないが、最後の被害者だけは分かるという。そして、その被害者はマードックだというのだ。彼女の予言にショックを受けつつも、マードックはグレイソン研究所へ向かい聞き込みをする。グラウト博士が診ていた3人の被験者(他人の感情を感じ取れるミス・プリングル、驚くべき記憶力を持つ共感覚者のホートン、脳梗塞で身体の殆どが麻痺しているリチャード・ピニー)から有益な情報は得られなかったが、物事を三次元で捉える能力を持つアンドリュー・ネズビッドから頭巾の男が夜に廊下をうろついているとの証言を得た。その晩、ネズビッドがクロスボウで殺害され、研究所内に犯人がいることが確実となり、ブラッケンリード警部の発案でペンソールを研究所に潜入させることになる。
サラ・ペンソールが再登場。「おお、ダイイング・メッセージものか!」と思ったら、あっけなく意味するものが判明してしまってガッカリ。意外な犯人だが、あるシーンで目星がつくし、イマイチだった。