『マードック・ミステリー』#10「高慢と反抗」Child's Play

ニカワ工場の経営者ハワード・ロックウッドは、イギリスから連れてこられた貧しい子供達の救済施設ベイカー・ハウスを支援する慈善家としても知られる人物。その彼の死体が工場の厩の中で発見される。死体には馬に踏まれた痕跡があったが、後ろからシャベルで殴打されたのが死因だった。マードックは傷口の位置と現場に残された足跡から工場で働く子供達が事件に関わっていると推測し、クラブツリー巡査を従え子供達に聞き込みをしようとするが逃げられてしまう。リーダー格の少年のモンタージュを作成したマードックは関係者に見せてまわり、身元を突き止める。少年の名はチャーリー・ダンラップ。ロックウッドの養女ポーリーの弟だった。
この手のドラマではおなじみとなった事件の構図と真相。張り込みのシーンで、ブラッケンリード警部の生い立ちが仄めかされます(苦労人だったんだなぁ)。凡作。