『LAW&ORDER』#389「輝きの陰に」Bling

黒人女性ラッパーのクラリス・ジェームスが自宅で射殺された。侵入の形跡はなく、争った跡はない。午前1時まで生きていたのは運転手の証言で確認された。2週間前、被害者はラジオ局での銃撃事件で目撃者として尋問されていたことが判明。被害者のリッキー・ボナーによると流れ弾に当たったとのことで、撃ったのは誰か知らないという。仲が悪いと噂がある歌手ロキシーにも聴取をするが、銃撃事件はチンピラの喧嘩で何も知らないという。最近、被害者はレーベルと20万ドルの印税未払いの件で揉めていたと聞き、グリーンとキャサディは“TODレコード”へ向かった。社長のアンドレ・ブレアは前科があり、仕事に暴力を使うとの評判がある人物。深夜1時には経営しているクラブにいたといい、アリバイは確認される。被害者通話記録を調べ、宝石商のアイク・クランツと多く通話していることが分かる。最後の通話は午前1時だったことから、2人は彼へ聴取を行う。被害者は40万ドルのツケがあり、数点返還してもらい宣伝してもらうことで解決したという。検視結果が出た。死亡時刻は午前5時。凶器は38口径で、第8胸椎に銃弾を受け動くことも話すことも出来ず出血が続き、死ぬまで3時間苦しんだと思われる。さらに被害者は、妊娠6週目であることも判明した。女性医療センターで2人は担当医から、被害者が中絶の予約を取り消したことを聞き出す。子供の父親は既婚者だという――。