『LAW&ORDER』#390「異国の毒」Fallout

ロシアから帰化した実業家ピーター・ロストフが臓器不全で病院に搬送され、死亡。毒を盛られた可能性が高いため、グリーンとキャサディが呼ばれる。医師に事情を聞いていると、疾病対策センター(CDC)のウィルソン捜査官が現れ、死因はリシンによる中毒と2人に話す。今回使用されたのは化学兵器並みに精製されたもので、被害者の血液から致死量の4倍のリシンが検出されたという。捜査は殺人課が担当、FBIが支援しテロの可能性も探ることになった。CDCの分析によると、毒を盛られたのは死亡の12〜15時間前。妻によるとモスクワから深夜に帰宅し、2時半頃「気分が悪い」と起こされたという。仕事については何も聞かされていないようだ。秘書に聴取すると、帰国は午前9時過ぎであることが判明。飛行機でアンナ・サカロフという女性と出会ったらしい。また、運転手のアレックスが半月前から銃を携帯し始めたことも聞き出した。アレックスによると、被害者に持ち歩くよう言われたという。空港から英語の不自由なロシア女性を乗せ、被害者の弟カールの家送ったそうだ。2人はカールの家へ向かい、彼を聴取する。2人は一日部屋におり、気を使った彼は出かけたという。彼女の行き先は知らない様子。事件の夜はクラブへ飲みに行っていたという。税関の書類によるとアンナは18歳、滞在先として届けたユースホステルや周辺に足跡はない。被害者が不動産会社につき5000ドル支払っていることが分かり、2人は不動産会社で聞き込みを行う。担当者によると数ヵ月ごとに引っ越すという。現在の部屋は女性と2人で選んだという。選んだのはアンナではなく、黒髪の女性。2人が部屋へ向かうと、黒髪の女性が応対に現れた。ドアを開けようとしないため強引に部屋に入ると、大勢の若い女性がいた。その中には、顔に暴行の痕があるアンナもいた――。