『LAW&ORDER』#400「ずるい女」Quit Claim

アイオワから来た親子メラニーとドナが信号無視の車に轢き逃げされ死亡。車はシルバーの4ドアセダンで、運転手と同乗者は不明。2006年式ダッジのミラーが落ちていたためすぐに手配され、間もなく14丁目付近で見つかった。車は2週間前に盗まれたレンタカーで、車内から帯封のされた1万ドルが見つかる。白人かヒスパニック系の男2人が車から逃げていったとの証言が得られ、1万ドルは連番の新札で帯封はハドソン相互銀行のものだった。強盗の報告はないため、引き出した人物を探し、ある夫婦に辿り着く。彼らは5万ドル引き出しており、家を購入したという。売主は抵当流れの家を売る“デニス・ラングドン ホーム・リリーフ社”、昨日の朝支払ったという。名刺に記載された住所にあるオフィスへ行くが、使われている形跡はない。あるのはダイレクトメールと、郡の登記所からラングドン宛ての手紙。登記所で譲渡証書を確認し、彼は権利放棄証書による所有権を得ていることが分かった。困窮して譲渡した前の持ち主なら彼の居場所を知っているだろうと考えたグリーンとルーポは、ジェーン・シモニアンにあたるが彼女はラングドンの居場所は知らず、家が売られていたことを知らなかった。捜査で大掛かりな不動産詐欺であることが発覚する。返済不能者を騙し権利を譲渡させ、1週間後その家を安く売るという手口だ。ラングドンは買い手ごとに5万ドルを要求しており、ここ2ヶ月で約40軒を転売している。車内に彼の金があったので、轢き逃げ犯は彼か彼の知人の可能性が高い。データベースに名前はなく、偽名と思われる。この詐欺を1人で行うのは無理なので、共犯がいるはず。2人は多くの決済を行っている権原保険会社のキム・ブロディへ聴取を行う。彼女は14件取り扱っており、転売については業界ではよくあることなので気にならなかったという。彼女は詐欺だということは知らなかった様子。決済時にIDの確認のほか、運転免許証のコピーを取っていた。免許証は偽物だったが、顔認識システムでフィル・ニューサムがヒット。ギャングのファトーンと交流のある男だ。ファートンは轢き逃げ現場近くでクラブを経営しており、令状を取りクラブを捜索。戸枠や壁に新しい弾痕があり、金庫は空でこじ開けた跡があった。轢き逃げ犯が店を襲撃し、ファートンが詐欺で得た金を盗んだのだ――。
ゲストはジャニュアリー・ジョーンズ(『MAD MEN』)。