『LAW&ORDER』#415「幸せのかたち」Falling

高級マンションの建設現場でクレーンが転倒し、作業員のカルロス・ラザロが死亡。彼の妻は病気で入院中だという。事故と限らず真相が分かるまで、殺人課が捜査を行うことになった。入札の最終書類ではT65クレーンを使うことになっているが、実際に使われているのはT35。現場監督のゲーリー・タルボットによると、必要だと分かり使ったという。夜間作業の騒音の苦情が20件以上あったが、NY市建設局の検査官の対応は3度の警告のみ。分析の結果、クレーンの荷重超過が原因で器具が外れ、転倒したことが判明。法廷会計士から小口現金の収支が合わないと聞いたルーポとバーナードは賄賂に使われたと推測し、昼の現場監督ゲーリー・タルボットの聴取を行う。彼から検査官が夜勤と荷重超過を承諾した書類のコピーを入手し、FAXの送信番号が送り状の番号と違うことに気付いた2人は検査官が借りている別荘に向かい彼を逮捕する。取調べで、彼が建設会社の社長ノーランから持ちかけられ、金は夜勤の現場監督から受け取ったとの供述を得る。ノーランらは逮捕され、夜勤の現場監督はノーランに渡された金を賄賂に使ったと供述。小口現金の使途は、罪状認否までに解明せねばならない。被害者のポケットの中身に病院の請求書があり、請求額は消えた小口現金の額とぴったり合う。金は事務所の金庫にあり被害者が盗めるとは思えない。現場監督のタルボットが盗み、治療費を出したのか? 2人は被害者の妻が入院している聖パウロ病院へ向かい、医師から妻の肺組織から塩素を検出したと聞く。彼女は乾性溺水で昏睡状態に陥ったのだ。溺れた時間は運び込まれる10〜12時間前らしい。また、看護師からはタルボットが毎週面会に来ることを聞きだす。彼の面会日と治療費が支払われた日は同じ。入院する原因に彼が関わっているとしか思えない――。