『マードック・ミステリー』#3「血のドレス」The Knock Down

試合で勝ったばかりの黒人ボクサー、エイモス・ロビンソンの射殺体がホテルの自室で発見された。死体の横で拳銃を手に立っていたのを目撃され、現場から逃げようとした妻のファニーが容疑者として拘束される。彼女のドレスには血痕が付着しており誰もが彼女が犯人だと思う中、マードックはドレスに血が飛び散っていないことから彼女は犯人ではないと確信する。しかし、検事は証拠が十分と判断し、一週間後に裁判にかけることに決める。マードックは血液の飛散実験を行い彼女の無実を立証してみせるが、陪審員に通用するとは思えない。別の角度から無実を立証するためマードックは捜査を続け、エイモスの殺害時刻が30分繰り上がる可能性があること、エイモスが殺害された日に行った試合が八百長試合でエイモスが負けるはずだったことを突き止める。だが、遺体から検出された弾丸がライトロードであることが分かり、無実の立証に暗雲が立ち込める。
※ネタをばらしています。
中盤まではとても面白いのだが、終盤で失速したのが残念。決め手がなく、真犯人の良心に訴えて落とすというのはちょっと……。フェレットには笑ってしまった。