『LAW&ORDER』#35「知略の攻防」Severance

白昼、駐車場で広告代理店の社員ピーターとクレイグが射殺された。遺体を発見したのは2人が勤める会社の社長のモスコウィッツで、発見前、彼女は猛スピードで走ってきたバンに轢かれそうになった。車の色はグレーかシルバーで運転していたのは白人と証言、3人と一緒に駐車場に入ったブルネットの女性がいなくなったことも覚えていた。駐車場の係員はバンがカナダナンバーで、バンパーにレンタカー会社のシールが貼られていたと証言。3〜4メートルの距離から胸に2発ずつ撃たれていたことからプロの犯行と思われる。車が乗り捨てられているのが発見され、犯人は列車でカナダに逃亡すると考えたセレッタとローガンは駅に向かい、モントリオール行きの列車の乗客で銃とナイフを所持していたフランク・ケンプを逮捕する。ケンプは6回逮捕されているが全て無罪、バンはダイナーで朝食中に盗まれたと供述。銃は凶器ではなかったが、ナイフには付いたばかりの血痕があった。車は盗まれた風を装う仕掛けを施し、ダイナーで自分を印象付ける行動を取るぬかりのない計画。2人の被害者の周辺を洗うが動機になりそうなことは何もない。そこでセレッタは、2人は現場からいなくなった女性の殺害を目撃したため殺されたと推測。駐車場に放置されている車を調べ、女性がジャネット・トーレンスであることを突き止める。彼女は前の職場の上司で軍事企業の創業者チャールズ・マーティンの詐欺をFBIに告発した人物だった。ケンプは彼女やマーティンのことは知らないと供述、連邦拘置所に収監されているマーティンと面会するが事件との関わりを否定する。ケンプの通話記録を調べると、イーストビレッジの番号に5回かけていることが判明。また、マーティンの弁護士ラリー・ティーズデイルと27分間通話していることも判明した。ティーズデイルに聴取を行うが、ケンプと話したことを否定。2人はイーストビレッジの通話先へ向かうと、通話相手はマクマナスという女性だった。彼女はケンプと何度かデートをしたというが様子がおかしい。留守電を再生しようとせず、ローガンが再生するとティーズデイルからのものだった――。