『LAW&ORDER:SVU』#99「秘められた偏見」Abomination

裸でシーツに包まれた20代男性の死体が発見された。首が折れ、髪には白い粉が付着し、シーツには青いナイロンが付着していた。茂みから発見した枕の中には服と財布と“木曜7時 ブリーカー通り”と書かれたメモが入っていた。鑑定で髪に付着していたのは石膏と白い塗料の混合物、シーツに付着していたのはスポーツウェア用の青いナイロンが乾燥機の故障で溶けて付着したこと、最後に男と関係を持っていたことが分かった。ブリーカー通りのバーで聞き込みをし、被害者が“リジェネシス(更正協会)”という同性愛者の矯正を唱えるキリスト教の教団のポスターでモデルをしていたジェイムズ・リードと判明。自宅を捜索すると、彼がハドソン大の精神科の修士号を目指していたが分かり、ネブラスカの“神の摂理教会”から30通も脅迫の手紙が届いていた。元カレのフィルによると、ジェイムズが教団を非難する記事を書いていたこと、新しい恋人はゲイを隠していることが分かる。ジェイムズの葬儀で抗議活動をしていたショー牧師を不法侵入で逮捕し取り調べるが、地元で抗議活動中というアリバイがあった。
SVUでは頻出の、同性愛者絡みの事件を描いた1本。真綿で首を絞められる日々から解放され、ありのままの自分で生きていくことを決意したラストが爽やか。