『LAW&ORDER』#394「残像」Called Home

ホテルの一室で、トーマス・ルーポの遺体が発見された。左腕に注射痕があり、薬物乱用の疑いがある。部屋にあるのは運転免許証とカードのみで、結婚指輪と時計はなかった。前日の14時半、20代の白人女性が来たという。半月前に娼婦による強奪事件があったため、本件もその可能性がある。妻によると、この半月、団欒を避けている感じがしたという。詳しい話は、今日帰国する義弟のサイラス・ルーポに聞いてほしいとのこと。サイラス・ルーポはNY市警情報部に所属する刑事で、この4年間は海外勤務。彼は以前、27分署の巡査だった。グリーンはJFK空港でサイラスを出迎え、彼と話す。彼は5年前に癌を克服した兄が妻を裏切るなどあり得ないといい、女のことは何も知らなかった。その夜、サイラスは兄の家にいた。彼はガレージで道具箱の中から結婚指輪と時計、そして鎮痛剤を発見する。翌日、グリーンが検視室に行くとサイラスがいた。検視で肺と肝臓に腫瘍が見つかり、余命3ヶ月であることが判明、癌が再発したのだ。死因は塩化カリウムの大量摂取による心臓麻痺、自殺の可能性が高い。トーマスは会社を抵当に住宅ローンを清算していたことが分かり、自殺を視野に入れて捜査することになった。サイラスは捜査順位が下がることを懸念、薬を渡した女の捜索を主張しヴァン・ビューレン警部補に捜査への加入を頼み込むが断られる。それから間もなく、車椅子の生活を送るドリスコルが塩化カリウムを使用した同様の手口で自殺した。同一人物による自殺幇助事件である――。
シーズン18がスタート。グリーンの新しい相棒としてサイラス・ルーポ刑事(ジェレミー・シスト)、地方検事に就任したジャック・マッコイの後任としてマイケル・カッター検事(ライナス・ローチ)が加入(中盤で、もう1人加入します)。