『LAW&ORDER』#393「受け継がれるもの」The Family Hour

上院議員の元妻ニコール・ベイリーの刺殺体が自宅で発見された。死亡時刻は22〜0時、凶器は火かき棒。玄関は施錠されており、犯人は屋根から逃げたと思われる。遺体の膣内に木製のスプーンが入れられているのを検視官が発見する。被害者はキッチンで犯人にグラスを投げつていたが、なぜナイフで抵抗しなかったのか。グリーンは犯人は屋根を使わず逃げたのではと考え、顔見知りの犯行と推測する。署に元上院議員で元夫のベイリーがやってきた。被害者と最後に話したのは昨晩の21過ぎで、大学生の息子チャズと喧嘩をしたので仲裁を頼まれたという。昨夜、チャズはベイリーと家にいたという。被害者は昨夜、ニューヨーク公園保護事業のイベントに出席しており、男関係が盛んだった被害者の同伴者を調べることにしたグリーンとキャサディは、パパラッチから被害者が男と写っている写真を入手。パパラッチに男のことを尋ねるが、当然ながら何も知らない。被害者がベイリーに電話した直後、娘のトリーナに2度電話していることが分かり、2人はトリーナのアパートへ向かった。トリーナは、ベイリーと前妻の間にできた娘。彼女が言うには、扶養手当のことでベイリーと揉めたという話だったという。チャズの話から離婚や手当の話になるのが常だったそうだ。2人はトリーナの様子やキッチンの扉が壊れていることから、彼女が夫からDVを受けていると察する。夫のジムにも話を聞くと、昨晩公園のイベントで会い話をしたが挨拶程度だったというが、彼こそ被害者と一緒に写っていた男であった。検視が終わったとのことで、2人は検視局へ向かう。火かき棒の傷は19ヵ所、頭部に集中している。手と爪に防御創があることから、犯人を殴ったと思われる。精液は検出されなかった。スプーンを何度も出し入れした形跡はないという。家族全員の9時台の通話記録を入手し、被害者とジムがトリーナに電話し、トリーナとベイリーは互いに電話をしたことが分かった。ベイリーに話を聞くため2人がベイリー邸へ向かうと、警官がいた。発砲事件の通報を受け、駆けつけたという。邸内に入ると、銃を持ったベイリーとジムが言い争っていた。2人は逮捕され、署に連行。キャサディが2階で、手足に手錠をかけられ部屋に監禁されているチャズを発見する――。
シーズン17最終話。